Squall
[02:39.70][03:58.67]石川智晶-squall
どこからか拾ってきた細長い枝で
自分を囲むように線をかいた
誰も入って來ないで
ここは靜寂の樹海
長い雨ひたすら待つ
向こう側向日葵のの群眾
毒々しいものをどこまで避けて
世界を語るつもりなんだろう?
待ちわびたsquall
[03:27.42]震えるほど圧倒されたいんだ
[03:34.37]通り一遍等の言葉と溫度はもう効かない
[03:41.43]あの日の砂場に打ちまけた
[03:49.06]白く潔いフラグメンツに深く染み込む
悲しい自伝を喜ぶ花たち
なんて単純になびく風よ
この世の正しいこと鼻歌に変わってく
平然と咲き誇る黃色の花の愛想笑い
乾き切った種をぼろぼろ落として
苦い味がする季節の連鎖を
深い霧の中
狂おしいほど完成されたいんだ
太陽が指差したものだけの価値の中で
微笑んでいられるものかと叫ぶ
鳥肌がたつように空が騒ぎだす
雨の前兆は壊れやすくって
両手で體をそっと抱きしめる
汗ばむ首筋が緊張を誘って
そう誰もが上がって行ける訳じゃない
squall……